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1061話

粉々になるように。

長い時間が過ぎて、妻はようやくゆっくりと目を開き、熱のこもった眼差しで私を見つめて「すごく気持ち良かった!」と言った。

「どれくらい気持ち良かったの?」私は心の中で嬉しかったが、わざと尋ねた。

「久しぶりにこんな感覚を味わったわ!」妻は少し照れくさそうに笑いながら言い、そして私を抱きしめてキスをした。

「イッたの?」私は彼女の情熱を楽しみながら、少し驚いて聞いた。

「……」妻は顔を赤らめて何も言わなかったが、その目の輝きがすべてを物語っていた。

私も確かに久しぶりの高みに達していたが、彼女までがこんなに興奮して自らそんな言葉を口にするとは思わなかった。彼女がまだ余韻に浸って...