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1020話

うまく言葉にはできない。

妻への感謝なのか、いとおしさなのか、それとも愛なのか、おそらくそのすべてが混ざり合って、愛なのだろう。

私は彼女の体を知り尽くしている。眉をひそめる様子も、小さな吐息も、彼女のすべての欲求も、不満も。

唇の端にキスをし、舌を絡ませ、彼女の反応や欲求に合わせて、少しずつ深めていく。雪のように白い首筋、柔らかく敏感な耳たぶ、くぼんだ鎖骨まで、一つひとつ巡り、彼女の体が徐々に力を抜き、欲望に満ち、情熱的になるのを感じる。

彼女の手が私の体をあちこち撫で回し、細い腰をくねらせ、私が急所に触れた時の興奮と、かすかな逃避。衣服が一枚ずつ脱ぎ捨てられ、何度見ても、その雪白の裸体は私...