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749話

張書記の家は市の中心部にある高級マンションにあった。彼のような夫婦二人とも高官である家庭は、一般的な住宅街には住まないものだ。二人の娘もかなり出世している。

彼らの家は四LDKの大きな部屋で、メゾネットタイプになっており、上の階にもさらに二部屋あるため、全部で六部屋もある。内装は豪華絢爛で、陳省長の家よりもはるかに高級な造りだった。

吳二虎にとって、これほど贅沢な内装を見るのは初めてだった。もちろん、以前深センの五つ星ホテルで見たものは別として。だが内陸の山間都市では、こうした内装は間違いなく最高級だ。床材はアメリカ製、家具は一様に紅木で統一され、家電はすべてドイツからの直輸入品だった。

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