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576話

「そうそう、美芝おばさん、あんまり甘やかさないでよ」と蘭花が愛らしく笑いながら言った。

「ふふふ、蘭花、正直言うとね、私は本当に彼を甘やかすのが好きなのよ!今はね!美芝おばさんと双林おじさんは彼を本当の息子のように思ってるの。梅子がいなくなって、美麗が私の実の娘になったわ。美麗ちゃんがここ数日、二虎と同じように私のことをお母さんって呼んでくれるの。その声を聞くたびに、この胸がね!本当に幸せよ!でも、こんなに美しくて気品のある娘がいるなんて、私にそんな福分があるのかしら!」と美芝は笑いながら言った。

「母さん、美麗姉さんは母さんより十数歳年下だけど、彼女は俺の女だし、梅子とは姉妹のように仲が...