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476話

彼の心の中では、美芝は実の母親のような存在だった。美芝が彼よりたった十五、六歳年上であっても、そういう気持ちがあれば、それだけで違うものになる。

「叔母さん、確かに私が二虎兄さんを誘ったんです。私が彼のことを好きすぎて…二虎兄さんが前回、新婚の部屋で私を抱いた後、私はもう我慢できなくなって」と小玉は詰まった声で言った。

「わかったわ、もう説明しなくていい。お母さんは馬鹿じゃないから、見ればすぐわかる。確かにあなたが二虎を誘ったのね。二虎には蘭花も梅子も妙妙も、そして今は美麗もいる。みんな美しい女性たち。彼が女性を見るたびに手を出すような男じゃないことは信じてるわ。だから、あなたたち二人がこ...