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448話

外でテレビを見ていた銭紅は、ずっと中の様子を想像していた。呉二虎の進展がどうなっているのか分からなかったが、十数分ほどテレビを見た後、中から明らかに荒い息遣いが聞こえてきた。思わず顔を赤らめ、心臓の鼓動が早くなり、立ち上がってそっと足音を忍ばせながらドアの前まで歩いていった。

耳をドアに近づけると、中からは激しい肉体のぶつかり合う音と、姚娜の押し殺した喘ぎ声、そして呉二虎のはぁはぁという息遣いが聞こえてきた。彼女は分かっていた、中ではもうやっているのだと。

「呉先生、すごすぎます…もう耐えられない…張って、かゆくて…だめ…叫びたいのに…叫べない…銭紅に聞こえたら、絶対笑われちゃう」姚娜は息...