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309話

「明生が吸ってくれるんだったら、あんたなんかに頼まないわよ!吸いたくないなら結構、痛くて死んじゃうわ。おばさん、呉先生が吸ってくれるなんて、絶対嫌がるに決まってるじゃない!」小玉は呉二虎が嫌がっているのを見て、かなり怒った様子で、部屋の中にいる美芝に向かって叫んだ。

美芝はフライ返しを持って出てきた。「二虎、小玉のために吸ってあげなさいよ!明生は上手く吸えないのよ。彼はやり方を知らないし、それに母乳が苦手だって言ってたわ。喉の炎症があって、あの生臭さを嗅ぐと吐き気がするって。だから母さんが小玉にあんたを頼るように言ったのよ。あんたは医者なんだから、病気の治療だと思えばいいじゃない。そんなに考...