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2717話

彼女は自分が狂ってしまいそうだった。男を求めるあまり頭がおかしくなりそうで、ベッドの中で寝返りを打ち続けていた。その邪な火が彼女を焼き尽くし、眠りにつくことができない。座っては横になり、また座り直す。自分の秘所は既に粘つくもので濡れていた。指を伸ばして触れたい衝動に駆られたが、そうすればより一層欲しくなると恐れた。かといって何もしないでいると、その耐え難い虚しさに耐えられなかった。

ついに、彼女は一糸まとわぬ姿で張莉の部屋へと向かった。

翌日、王玥を含め張家の女性たちは皆遅くまで寝ていた。いつもなら早起きして朝食を作る王玥も、八時頃にようやく目を覚ました。昨夜、彼女は葛藤の中で一晩を過ごして...