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2123話

「うん、いいわ、二虎。早く帰ってきてね！お母さん、一人でここにいると、ちょっと怖いわ…」美芝は笑った。

「かあさん、わかってるよ。草馬を見つけてきて、かあさんに付き添わせるから…」呉二虎は笑った。彼はもちろん、美芝が一人でこの広々とした霧がかった窪地に座っていると少し怖いだろうことを知っていた。結局のところ、ここの気温は他の場所より少し低く、彼女の服装もそれほど厚くなく、比較的薄着だった。周りは生い茂った林で、一人でここに座っていると、確かに少し不安になるものだ。

呉二虎は鎌を手に、竹かごを提げて窪地に足を踏み入れた。この窪地はかなり広く、一歩踏み入れると、低い場所では足が沈んだが、泥濘は...