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1924話

「ふん」呉二虎は軽蔑した口調で言った。

「二虎兄貴、そんな言い方はないだろう!でもな、お前にはわからないことがある。お前は本当の意味で官職に就いたことがない。あの万人の上に立つ感覚は、マジで最高なんだ。権力には魔力があるんだよ。一度手にしたら、手放したくなくなる。それどころか、もっと大きな権力を求める衝動に駆られる。権力のためなら、本当に何でも捨てられる。だって権力があれば、何でも手に入るからだ。金も、女も、名誉も。欲しいと思えば、どんな女も手に入らないわけがない。例えば俺なんて、まだ副県長に過ぎないが、十数ある郷や鎮に視察に行けば、あの連中は必死になって金や女を差し出してくるだろ?言い換え...