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1723話

「話が終わるか終わらないうちに、ドアが開いた。公安の制服を着た逞しい中年の男性が恭しく笑いながら入ってきた。

「江書記、参りました。何かご用件は？」

「ははは、劉松か！入りなさい。吳医師のことは知っているだろう？」江楓が笑いながら言い、劉松に目配せした。劉松はわずかに頷き、意図を察した様子だ。

「もちろん存じております。吳医師、また会いましたね、こんにちは」劉松は吳二虎に丁寧に手を差し出した。

吳二虎は慌てて立ち上がり、手を差し出しながら笑顔で応じた。「劉局長、こんにちは」

「劉松、皆旧知の仲だからな。ご存知のように、吳医師は今、噂話で窮地に立たされている。こうしよう。彼を局に連れて行って、調...