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1646話

二人が話している最中、梅子が入ってきた。悲しげな表情で「お母さん、旦那さん、私が奥様と楽楽を会社まで送ります。奥様が帰りたいって」

「だめよ、梅子。楽楽はうちの子、私の楽楽なのよ」美芝は子供が連れ去られると聞くや、突然飛び出して周夫人の前に立ちはだかった。周夫人は驚いて子供をしっかりと抱きしめ、まるで美芝と呉二虎に奪われるのを恐れているかのようだった。そして目に懇願の色を浮かべて梅子を見つめた。

「お母さん、奥様を行かせてあげて。あとで周社長と相談しましょう」梅子が言った。

「だめよ。今回周夫人に子供を連れて行かれたら、もう二度と楽楽に会わせてくれなくなるわ。楽楽はうちの子なのよ！お前に...