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1642話

「梅子、どうして子どもを見知らぬ人に抱かせるの?全然安全に気を配ってないじゃない。そんなんで私がどうして安心できるっていうの?」と、突然、近くから周夫人の声が響いた。

この出来事に梅子も呉二虎も美芝もすっかり驚いてしまった。幸い梅子の反応は早く、笑いながら言った。「奥様、大丈夫ですよ。このおばさんが私たちの子を見て可愛がり、ちょっと抱かせてほしいと言っただけです。すぐに返してくれますから。お祈りは終わったんですか?」梅子は周夫人に尋ね返し、呉二虎と美芝も急いで頷きながら周夫人に微笑みかけた。

「奥様、お子さんがあまりにも可愛くて、母がとても気に入ってしまって。特に抱っこしたいと思ったんです...