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1296話

「そうさ、もう一人は隣の部屋にいるんだが、こいつにやられてもう一時間以上だ。うちの宿の客たちは皆眠れなくなっちまった。まるでバイアグラでも飲んだかのように、やめる気配もなかったぜ」宿の主人は下卑た笑みを浮かべた。

二人の警官は呉二虎を驚きの眼差しで一瞥し、信じられないといった表情を見せた。

彼らが出て行くと、蹴り壊された鍵のかかった扉を少し閉めた。呉二虎と蘭花は急いでお互いから離れ、呉二虎は先に服を着ると、震えている蘭花を守るように彼女にも服を着せた。下の方を拭く時間もなく、ナプキンで押さえるしかなかった。「二虎、さっきたくさん出したね」

「うん、わかってる。蘭花姉さん、さっきは気持ち良...