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1097話

「新校舎のトイレの隣で、兄貴の遺体がどうしてあそこにあるんだ？家にいなかったのか？」と呉二虎は疑問を浮かべて尋ねた。

「いたよ。彼が出かける前に、どうしても新校舎を見に行きたいって言い張ったの。誰が知ったことか、中に入るとドアを閉めて、私たちに行けって言ったのよ。あの時には洪水がもう村に流れ込んでたわ。あなたのお父さんは、私が時間を無駄にして司南と狗蛋まで遅らせることを心配して、私を引きずるように連れ出したの。子供たちは後ろについて走ってた。分かってるわ、彼は死ぬ覚悟で学校に残ったのよ。もう誰の足手まといにもなりたくなかったんだわ。実際、私は少しも彼が足手まといだなんて思ってなかったのに。喜...