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1093話

「それなのに私に電話してるの？人を助けに行かせないの？老五に何かあったら、あなたとは許さないわよ」と楊玉嬌が声を荒げた。

「私と許さないだって？私は飛べるわけじゃない。今は寒山村への道路が至る所で崩れて土石流が起きてる。どうやって行けっていうんだ？それに、秀陽県には寒山村だけじゃなく、同じような災害に遭った山村がたくさんあるんだ。私は県の書記であって、寒山村の村長じゃないんだぞ」と言うと、江楓は電話を切った。

楊玉嬌は呆然と呉二虎を見つめた。呉二虎もすべてを聞いていて、瞬く間に涙が頬を伝った。秀河の堤防が決壊し、寒山村の人々は危険にさらされているという恐怖が全身を襲った。

「玉嬌姉さん、...