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17話

「二人は半時間ほど話し込んで、洛蘇然が時計を見ると、もう遅い時間だと感じた。この貴重な時間を惜しむ気持ちはあったが、それでも段栄安に促した。「栄安、もう遅いわ、寝たほうがいいわね」

「ああ」段栄安は返事をしたものの、動かなかった。ただそうして座ったまま、少し寂しさを感じていた。

「こんな大人なのに、まるで子供みたいね。自分から寝ようとしないなんて。ほら、その酒臭さ。早く寝なさい。ぐっすり朝まで眠れば、酒の匂いも消えるわよ」

洛蘇然は冗談めかして言うと、すぐに手を出して段栄安をベッドに押し倒し、布団をかけてやった。

彼女が二言三言慰めの言葉をかけて立ち去ろうとしたとき、ベッドから伸びた手...