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138話

「んっ…んっ…」誰かが舌を這わせていた。花唇を時折舐め回し、包まれた蕾の中へと潜り込んでは、硬く膨らんだ小豆を吸い上げる。すぐに影后様の喘ぎ声が漏れ始め、彼女は耐えきれずに相手の頭を両手で掴んだ。

「あっ、んぅ…熱い…意地悪、ゆっくり、うぅ…」

「まだ泣くほど舐めてないのに、これでゆっくりって?」

段栄安はそう顔を上げて言うと、美女の艶めかしい吐息の中、オメガの悦びの場所を舐め続けた。

歯と蛇の舌が戦場に加わり、快感を増していく。

歯は主に美女の硬くなった豆を擦り、小さなクリトリスを刺激する。しかし蛇のように柔軟な舌は花の蕾を通り抜け、その奥へと潜り込み、時には円を描き、時には突きを...