終末世界―最上級アルファへの転生【百合オメガバース】

68話

隋葉の自信ありげな様子を見て、喬璇は笑いながら首を振った。「そう簡単には言えないわよ」

そう言いながら、彼女の瞳は隋葉の首筋をじっと見つめ、ピンク色の舌を出して唇を舐めた。「こんなに美味しそうなのに、どうして噛みたくならないと思うの？」

その手は相手の首に絡みつき、抵抗する隋葉の頭をゆっくりと引き寄せた。

さらに鼻を近づけて匂いを嗅ぎ、「本当に魅惑的」と囁いた。

湿り気を帯びた冷たいピンク色の舌が隋葉の首筋の肌を舐め始め、隋葉は鳥肌が立ち、思わず声を上げた。「おい、ふざけるのはやめてくれない？火遊びは危ないよ」

美女は眉を上げた。「私が遊んでると思う？」

喬璇は肯定も否定もせず、た...