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12話

別館の一室にて。

大きなお腹を抱えた周舒寧は横向きに寝そべり、その白玉のような両手は顧南の肩にしがみついていた。力を込めるあまり指先まで白く変わり、その艶やかな身体は顧南の突きに合わせて絶え間なく悦びに震えていた。

赤く腫れ上がった艶めかしい唇からは、甘い吐息が漏れ続けていた。

鼻から漏れる息遣いは、どうしても止まらない。

今のオメガの美女は、自分の全身が燃えているように感じていた。熾烈な炎の中で燃え上がり、その炎は否、欲望の炎だった。欲望の炎は肌を焼くことはないが、その熱さは計り知れない。

そんな灼熱の欲望が彼女の体を焼き尽くし、まるで骨の一本一本、肉の一片一片、細胞の一つ一つまでもが溶け出...