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801話

薬物によって催されたた玉姬は、戦う力を失い、すぐに力が抜けていった。

「我が弟子に手を出すな!」その時、玉晏子が後ろの山林から姿を現した。彼女は玉姬の衣服が乱れ、肌が露わになっているのを見て、南宫邪を憎々しげに睨みつけた。「玉姬を私に返しなさい!」

「それはできない。万が一お前が情に流されて彼女を逃がしたら、我々の命はないからな」南宫邪は警戒しながら言った。「無駄話はよせ、どけ!」

玉玄子は激しい口調で言った。「師妹、やはりお前は緋色南宮の者と繋がっていたのか。なぜだ、いったいなぜなんだ?!」

「ふん、私には私の考えがある。お前に口出しする権利はないわ。無駄話は止めなさい!」玉晏子は説...