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799話

次いで、赤い袍の男も待ちきれなくなり、素早く衣服を脱ぎ捨て、玉晏子を抱き寄せて前向きに…

「はぁっ…はぁっ…早く…もう我慢できないわ」玉晏子は艶めかしく喘ぎ、妖艶な声を漏らした。

赤い袍の男は身を震わせ、一気に前進した。

「んっ…」玉晏子は色っぽく声を上げ、顔中に蕩けた表情を浮かべながら、身体を揺らし、後ろの男に必死に応えていく。

鬱蒼とした山林の中に、たちまち春の気配が満ちあふれた。

玉姬はどうしても信じられなかった。まさか玉女派の裏山で、このような卑猥な行為をする者がいるなんて。

その人物は、他でもない彼女の師匠、玉晏子だった!

かすかに聞こえてくる肌と肌がぶつかる音に、玉姬...