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777話

「あれ、和尚さんたちって精進料理しか食べないんじゃないの?なんで肉があるの?」王小宁は火腿を箸でつまみながら不思議そうに尋ねた。

「阿弥陀仏、肉であれ野菜であれ、すべては五穀雑穀から成るもの。人間自身が高度な生物連鎖から進化してきたのだから、食物に上下の区別はなく、平等に扱うべきなのじゃ」老僧はまた両手を合わせると、食事を続けた。

老僧はすぐに食べ終え、ゆっくりと立ち上がった。「食後は座禅を組む必要がある。お前たちの宿泊の手配はしておくから、寺内を見学したいなら自由にするがよい。ただ、わが寺の規則は守ってもらいたい。むやみに振る舞って災いを招くようなことがあれば、どうなるか分からんぞ」

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