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755話

酒は醇みの香り。

年代物の酒ほど酒の強さが増し、趙哲は酒量が良いとはいえ、女児紅の壺を一気に飲み干すのは、やはり一つの挑戦だった。

草原の鷹王のような草原の漢でさえ、かつての武松が虎を倒したように、三杯では足りないどころか、三十杯飲んでも山に上って虎になれるような男でも、壺を空けた後には頭がくらくらしていた。

それに加えて、既に相当飲んでいたこともあり、ますます酒に負けていた。

二人は壺を抱え、頬を真っ赤に染め、目はうつろ、誰にも理解できない鳥の言葉を何言か呟いた後、地面に倒れ込んでいびきをかき始めた。

鉄血は頭を後ろに反らして大笑いした。「情けない奴らだ。女児紅を一壺で酔いつぶれる...