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638話

初めて禁断の果実を口にした女性は、天国のような味わいを覚え、飴玉に夢中になる少女のように、その味に魅了されていく。

そのため、少し誘われただけで王妍は反応を示し、拒みながらも求めるような態度を見せた。

趙哲も股間から熱い火が燃え上がるのを感じ、熱い眼差しで彼女の柔らかな体を抱き寄せた。大きな手が上下に這い回り、魅惑的な場所を乱暴に掴んで揉みしだいた。

「優しく、もっと優しく……あぁ……」

激しい反応を示し、二人が絡み合い、思う存分の情事を楽しもうとしたその時、タイミング悪く外からノックの音が聞こえた。韓子秦の声だった。彼女は探るような声で尋ねた。「趙哲、小妍、起きた?朝ごはんよ」

そ...