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488話

趙哲は何も言わず、腕を伸ばして十三娘の腰に回し抱き上げると、彼女をソファに押し倒し、身を屈めてその艶やかな唇に口づけた。

十三娘は拒むことなく、妖艶な美女蛇のように趙哲の胸元に寄り添い、官能的な唇で自然かつ狂おしく彼の唇に応えた。

「ちょっと待って、少し早すぎないか?」深く息を吸い込み、趙哲は突然、離れがたいほど吸い付いていたその唇から顔を離した。

「早いほどいいわ。お姉さんもう我慢できないの。早く、お姉さんを満たして」十三娘の潤んだ瞳は、すでに酔いしれた欲望で溢れていた。長年の孤独が、この久しく忘れていた感覚を一層狂おしいものにしていた。

趙哲は何も言わず、再びその唇に口づけた。二人...