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458話

「やっぱり」赵哲が遠慮なく手を這わせる中、王妍はどれだけ目を見開いても何も言えず、ただ顔を赤らめながら足に伝わる感覚に耐えるしかなかった。

赵哲は悠然と煙草を咥え、横を一瞥もせず、女警官の太ももを絶え間なく撫で回していた。

王妍が着ていたのは花柄のチャイナドレスで、裾には元々切れ込みが入っていた。赵哲はそこから手を忍ばせていたのだ。

幸い人が多く、王妍の注意力は分散され、それに集中できなかった。さもなければ、思わず甘い声を漏らしてしまうところだった。

「妍姉さん、なんだか変だよね?もしかしてこのスケベに触られてるのに言い出せないんじゃない?」王小宁は目を細め、意地悪そうな笑みを浮かべな...