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419話

「このバカ、そこに立って何やってんの？早く一緒に入りなさいよ」腰に手を当てながら、王小寧は一言吐き捨てると、なんと引き返してきて趙哲の腕を引っ張り、強引に彼の腕に自分の腕を絡めて大広間へと向かった。

趙哲はしばらく呆然としてから我に返り、女というのはこうも気まぐれなものかと思った。

自分の腕にしっかりと絡みついた小さな手を見て、趙哲は思わず心が浮つき、顔を近づけて尋ねた。「小寧、いっそ今すぐ話を進めて、これからは僕が君の正式な彼氏になろうよ。偽物じゃなくてさ」

王小寧は足を止め、フンッと鼻を鳴らしながら趙哲を一瞥すると、三文字だけ吐き出した。「図々しい！」

趙哲と王小寧が楽しそうに会話...