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405話

王妍の大爆発を予知して、趙哲はベッドから飛び起きて一直線にドアへ向かった。

「この畜生!昨日の夜、私に何をしたの?」

「昨夜は……昨夜はお前が俺に抱きついて寝ただけじゃないか?それに何もしてないだろ?」王妍がテーブルから手当たり次第につかんだハサミを持って追いかけてくるのを見て、趙哲は股間がゾクッと冷たくなるのを感じた。ハサミなんてふざけた道具じゃない、一歩間違えば一生の幸せが台無しになるぞ。「おい、おいおい、やめろよ、冗談じゃないぞ!」

「冗談じゃないわよ!あたしはあんたと遊んでなんかいないわ。よくも私が寝てる間に抱きついてきたわね、去勢してやる!」牙をむき出しにしてハサミを振り...