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390話

王天虎は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに大笑いした。「お前、なかなか豪気だな。かつての俺を思い出すよ。さあ、お茶で乾杯だ。これで話は決まりだ。いずれ吉日を選んで、この老骨はきちんと引退する。天虎組のすべての大小の事は、今後お前が取り仕切る。俺は一切口出ししない。人生の大半を生きてきたんだ、そろそろ天伦の楽を楽しむ時だろうさ」

「王おじさんはまだまだ元気そのものですね」趙哲はお茶を持ち上げ、お世辞を一つ投げかけた。

王天虎は当然ながらご機嫌で、一気にお茶を飲み干した。「お前の唐おじさんと俺は同じ時代の者だ。義兄弟でな。本来なら彼も隠退するつもりだったんだが、考えてみれば、もう少し様子を見て、...