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388話

王小寧も後ろから押し出されるようにして出てきて、慌てた表情で趙哲の側に駆け寄り、あちこち見回しながら「大丈夫？何かされなかった？」

その小悪魔が心配している様子を見るのは初めてで、趙哲は思わず笑みがこぼれそうになったが、多くの人が見ている前なので、からかうのは控えた。「大丈夫だよ、心配しないで」

「唐おじさん、よくもそんな図々しい。もう年老いた身なのに、若い子をいじめるなんて」趙哲が無事だとわかっても、王小寧はまだ納得がいかないようで、小さな唇を尖らせ、大きな目を見開いて不満をあらわにした。

唐忠良はこの娘の気質をよく理解しているようで、生き生きとした瞳に溢れる愛情を隠さず、照れくさそう...