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329話

「これは俺たち二人だけの秘密ということでいいよな?」趙哲は面白そうに尋ねた。

「好きにしなさいよ。そう思うならそれでいいわ。とにかく、誰にも言わないでよ」王妍は顔を曇らせ、鋭い視線を一瞥くれると、鍵をかけていたトイレのドアを開けた。

「うーん...個人的な感想だけど、真っ赤より淡いピンクの方が、もっと色気があると思うけどな」趙哲は考え深げに顎に手をやり、真剣な口調で言った。

王妍はギリギリと拳を鳴らした。「もう一言でも言ったら、あんたのアレを切り落として犬にやるわよ」

趙哲は体を震わせ、慌てて下半身を手で覆い、しょんぼりと彼女の後ろについていった。

ちょうどトイレの清掃のおばさんが掃...