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231話

以前に出て行った警備員が内場をうろうろしていることを除いて、全員が外場で待機していた。一見すると、揃いの青い制服がなかなか様になっている。

朝から夕方まで待ち続けたが、何も異常は起きなかった。

そのため、最初は緊張していた警備員たちも次第に不満を漏らし始めた。「哲兄貴は俺たちをからかってるんじゃないのか?ちゃんとした内場を見ずに、外でこうして柱みたいに立ってるなんて」

「知るかよ、上からの指示通りにやるだけさ。もしかしたら哲兄貴は俺たちに日光浴でもさせたいのかもな」

「何をぶつぶつ言ってるんだ、しっかり立って、ちゃんと見張れよ!何かあったら責任取れないぞ!」李建民は警備員たちの愚痴を聞...