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49話

「ママ、薬が足りないんじゃない?もう少し塗って」

娘の傷口からまだ血が流れ続けているのを見て、全紅は急いで自分の体内から流れ出した息子との混ざった精液を手で受け止めた。たくさん集めると、すぐに娘の傷口に全部注ぎ込んだ。

しかし、血はまだ止まらず、流れ続けていた。

「ママ、お兄ちゃん、嘘ついてない?うわぁ、どうしよう」王芳は少し慌て始めた。こんなに多くの血を流したことは一度もなかったからだ。

「平ちゃん、おかしいわね。さっきはどうして私の傷が治ったのに、玉ちゃんの方は効かないの?」

「知るわけないじゃん。あ、もしかして、僕とママの愛液はママにしか効かなくて、妹には効かないのかな」

「平ちゃん、つ...