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361話

歯が触れた瞬間、まるで電気が走ったような衝撃を感じた。

くそっ、この女、病気でもあるのか?

指先に時折電流が走るような感覚が伝わってくる。

袁芸はそのまま私の指を口に含み、両目がますます蕩けていく。

私は彼女の仕草に少し耐えられなくなり、軽く咳払いをして、そっと手を引っ込めた。

「何よ、今はあなたの手は私のものなんだから」

ふざけんな、このレズめ。

私は彼女を睨みつけた。「てめぇ、いい加減に俺の手で遊ぶのやめろよ。触らせるもんか」

そう言うと、袁芸は少し困惑したような表情を浮かべた。

彼女は私を見つめ、懇願するような顔で言った。「浩然、もう一度触らせてよ」

「いいけどさ、俺...