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355話

袁芸が私の即答にこれほど驚くとは思わなかっただろう。

だから、この小娘はしばらく呆然としていた。少し経って、彼女はようやく戸惑いながら尋ねた。「あ、あなた本当に承知したの?」

私は「うん」と返事して、言った。「まずは小魚たちの今の状況を教えてくれ」

「衣食住に困ってない、不自由なく暮らしてる、そんな感じよ」

私は……

姉さん、あなたのまとめ方は歯がゆいほど大雑把だな。

ふふ、どうやらララの知能をちょっと侮っていたようだ。

私が黙っていると、袁芸は続けた。「あとで食事でもしながら、詳しく話しましょう」

私は「うん」と答え、そのまま寧大の門へ向かった。

午後五時...