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326話

ナターシャはその日、いつになく上機嫌だった。

彼女は洞窟で火を起こすと、すぐに私と一度交わった。

この女は恐らく情に深く溺れてしまったのだろう。だから私との行為の最中に、彼女の柔術の技を披露してみせた。

ナターシャは後ろに大きく反った姿勢で最後の一突きを終えたのだが、その技術は文句のつけようがないほど完璧だった。

終わると、彼女は非常に気が利く様子で洞窟内の調理道具を片付け、あの哀れな小鹿を処理して私に美味しい昼食を作ってくれた。

あの鹿は彼女によって二つに分けられ、およそ三十キロの鹿肉のうち、半分は煮て、残りの半分は焼いた。

彼女は車からワインを一本持ち出し、一杯飲んだ後、ナター...