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303話

小魚児と小鵬も仕事を見つけた。ある飯店で、食事と住まいも提供され、給料は毎月二千七百元だという。

それを私たちに告げた後も、小魚児はまるで何か悪いことをしたかのような表情を浮かべていた。

「三金兄さん、私と小鵬は、もうここには住まないで、戻ってきて一緒に住もうかと思うんだけど…」

彼女の言葉を聞いて、やっとなぜそんな様子なのか理解できた。

微笑みながら、私は言った。「そんなことしなくていいよ。僕と大鵬ももうここには住まないんだ。これからは工事現場で寝泊まりするから。今日帰ってきたのは、君たちに一言伝えたかっただけさ。本当は二人のことが心配だったけど、こうなってよかった」

「え?あなた...