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273話

裴子建は今、得意満面だった。

東区の顔役たちをほぼ手中に収め、もし李東強が本当に心から忠誠を誓い、もし私がいなければ、裴子建は間違いなく東区の椅子に座っていただろう。

だが、この世界に「もし」はない。裏切りを働く者に良い結末は訪れない——それは世の常だ。

德哥の無謀な振る舞いも、裴子建の警戒心を呼び覚ますことはなかった。

今頃は心の中で德哥のことを「このバカ野郎」と罵っているかもしれない。

突然の出来事に、場にいた全員が沈黙した。

裴三万も養子の行動に言葉を失い、ただ床に座ったまま赤く充血した目で彼を見つめるだけだった。

「さて、そろそろ締めくくりだ。皆さん、私が東...