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180話

塩湖の花海はこの辺りで最も有名な景色だ。

私が趙小芸の部屋から出てきた後、魏さんはそこへ行ってみようと提案してきた。

あの下心丸見えの笑顔を見ただけで、私は分かっていた。彼があそこへ行かせるのは絶対に良からぬ企みがあるに違いない。

事実、私の予想は的中した。

魏さんの後宮計画は、趙小芸一人を口説き落としただけでは意味がない。

後宮、後宮って、女性一人の後宮なんて、後宮と呼べるわけがない。

顧峰の恐ろしい妻のせいで、趙小芸は最終的に私に協力することを約束した。彼女があの女性を骨の髄まで憎んでいるのは明らかだった。

花海は塩湖市の東郊外にある。四季を通して花が楽しめるこ...