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148話

「虎と大ばあさんは出て行った。広い個室には俺と、まあまあ目の保養になる「高級な女たち」だけが残された。

二十数年の人生で、今がおそらく俺の人生の頂点だろう。

実際、こんな光景は何度も想像していた。酒池肉林、灯りと酒に酔いしれる世界。うまく楽しめれば人間の極楽、そうでなければただの無駄話だ。

こんなにも前後に豊かな女たちを前にすると、男なら誰でも彼女たちの後ろに回って、一人ずつお尻を叩き、腰を曲げさせて、裸にして、後ろから一人ずつ突き刺し、様々な喘ぎ声を聞き、色とりどりの秘所を味わい、梅の花びらのような跡を眺めたいと思うだろう。

だが俺は我慢した。命が何よりも大事だということをよく理解し...