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761話

張麗麗もこの時立ち上がり、彼らに微笑んでから、その場を後にした。

張天はようやく全身の力が抜け、椅子にどっかりと腰を下ろした。

党珊珊は言った。「劉鵬にも少しは人情味があるなんて、意外だわ」

張天は軽く鼻を鳴らし、淡々と言った。「人情味？珊珊、君は彼を買いかぶりすぎだよ」

党珊珊は不思議そうに尋ねた。「どういうこと？張天、私が何か間違ったこと言った？」

張天は言った。「あの男は誰よりもよく分かっているんだ。思雨を連れ去って危害を加えることが、自分にとって百害あって一利なしだってことをね。さっき彼自身も言っていただろう。だから、自分に全く利益をもたらさないことを、彼がするとでも思うかい...