パズル

73話

二人は連続で三杯を飲み干した。温子明は確かに酒に強かった。楚良は温子明の肩に腕を回し、語りかけた。

「子明、人生はいつも平坦な道ばかりじゃない。クソ野郎に出会うのは、ただ世の中の厳しさを早めに知っただけさ。君がすべきことは、前に進み続けて、しっかりと楽しく生きることだ」

楚良は今日の温子明の調子が良さそうなのを見て安堵していた。ただ、今夜の儀式が若者に余計なことを考えさせるのではないかと心配し、年長者として諭すような言葉を添えた。

「沈さん、わかってますよ。僕が井燃を羨ましく思うのは本当です。でも井燃は冷さんにそう扱われるだけの価値がある。井燃が冷さんを好きなのは見て取れます。単なる主従...