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13話

「先生、燃は嘘をつくべきではありませんでした。今は間違いを理解しています。どうか罰をお与えください」井燃は言われた通りに姿勢を正し、真摯な眼差しで見つめた。冷凛もそれ以上追及せず、文鎮を手に取った。

「初めての違反だからな。次だ、もし再び同じ過ちを犯すなら、今日の教訓が足りなかったということだ」冷凛は言った。

「二度としません、絶対にもうしません」井燃は恥ずかしさに顔を赤らめながら慌てて約束した。

「ズボンを全部脱いで机に伏せろ。前と同じルールだ、逃げるな」冷凛は文鎮を握りしめ、手のひらに冷たさを感じた。道具が本当に重すぎるように思えた。

井燃は上半身を机に伏せ、手のひらの汗が机の表面...