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120話

冷凛は一瞬にして火がついたように、子犬の首を掴んでベッドに押し倒した。「後悔するなよ」

井燃はベッドに倒れ込み、冷凛に完全に押さえつけられたが、それでも手でスーツケースを指差すことを忘れなかった。冷凛は体を翻してそれを開け、スーツケースの隅に確かにローションを見つけた。冷凛の視線がそこに向いた瞬間、井燃は両手で顔を覆い、恥ずかしさのあまり見ることもできなかった。自分が千里、いや百里も離れた場所からわざわざヤられに来て、さらに道具まで持参するなんて、恥ずかしすぎる!

「どこの子犬がローションを持ち歩いてるんだ」冷凛の温かく大きな手が井燃の首筋に触れ、ゆっくりと乳首へと滑り、揉みしだいた。井燃...