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104話

「五分間は休憩であり、また罰でもある。乳首に刺さった針は、無視できないほど現実的な痛みをもたらしていた。五分経つと、冷凛は綿棒を乳首に当て、素早く針を引き抜いた。小さな血の粒が連なって出てくると同時に、井燃の叫び声が響く。すべての針が抜かれ、二つの乳首は血の粒で覆われた。冷凛は綿棒で押さえ、井燃が落ち着き、出血も止まるまでそのままにしていた。そして丁寧に乳首パッチを貼り、ついでに井燃の頬の涙も拭き取った。

「力を節約しておきなさい。これから泣くことになるから」と冷凛は静かに言った。「ここで選択肢を与えるわ。ここか、ここか——次に穿刺される場所よ。選びなさい」冷凛の美しく温かい指が優しく陰茎に...