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971話

この女は普段から手芸をよくやっているらしく、その技術は確かに繊細だった。だが李山成にとっては、何か感覚が欠けている気がした。花新蕾のような濃密な愛情が足りないのだ。

だから、李山成は羅玉芝の手技に特別な価値を感じなかった。

「ダメだ、別のやり方にしろ。こんなのじゃ何も感じない」李山成は首を振った。

「ふふ、強がりね。本当は気持ちいいくせに」羅玉芝は皮肉っぽく言った。

「淫らな女だ、勝手に思い込むな」李山成は冷笑した。

「あなた...」羅玉芝は怒りを含んだ声で言った。「あとで私に助けを乞わせてやるわ」そう言うと、彼女は一生懸命に両手を交互に使って奉仕し始めた。指先、手のひら、手の甲、あらゆる手技...