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925話

これは奇跡だ。物理法則を無視して二つの苺が接近し、一口で同時に食べられる距離になっていた!

独特なパンティ

「んん……早く……食べて……」花新蕾は苦しそうに言った。

ふっ!

李山成は一口で噛みつき、二つの香り高い苺を同時に口に含んだ。

熱くて、弾力がある。

口は二つの苺の間を行き来し、まるで美しい音符が躍動するかのようだった。

力が入りすぎて、二つの雪球は膨らみ、李山成の唇や顔に当たり、彼は窒息しそうな感覚に襲われた。

口当たりの心地よさと鼻からの息苦しさで、李山成は天国と地獄の間に置かれたようだったが、どちらも彼に快感をもたらした。

一方の花新蕾は、李山成が二つの苺の間で奏でるたびに...