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901話

「王社長、あなたは忙しい方でしょう。前回はご自宅で気功養生をとおっしゃっておきながら、ご自分がいなくなるなんて。この治療が滞ったのは、あなたの責任ですよ」

「はは、それは私の落ち度です。お預かりした手付金は返していただかなくて結構ですが、今回お電話したのは、やはりあなたの力が必要なんです」

「何でしょうか」

「一日も早く男としての自信を取り戻したいんです。そんなに長く待てません」

「ほう?」李山成はその言葉を聞いて一瞬黙った。以前なら金のためなら、きっと王社長を全力で助けただろう。

だが花新蕾に夢中になった今では、気が進まなかった。

小蕾は将来、俺だけのものになるべきだ!李山成は心...