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899話

佳人は去り、残されたのは庭中に満ちる芳香のみ。

李山成は長い間我に返れなかった。彼はこの魅力的な若妻に夢中になってしまったのだ。本当に自分のものにしたいという欲望が湧き上がる。

少し躊躇した後、彼女を追いかけようとしたが、ふとソファの下に何かがあることに気づいた。

女神の残り香

ソファの下にピンク色のものが見えた。李山成は好奇心からかがみこんで確認すると、ピンク色のパンティだった。花新蕾が残していったものだ。彼女は急いで帰ったため、履き忘れていたのだ。

李山成は心が揺らぎ、急いでそのパンティを手に取り、じっくりと眺めた。まだ温もりが残っていることに気づく。

それはきっと甘美な蜜の名...